
学びのグラデーションを縫う
学部四年 清水建設産学共同コンペ
機能:生涯学習施設
敷地:郊外都市駅前
規模:6000㎡
共同設計者:長谷川結以
地域を横断する道を引き込み巻き上げ、内部と外部を縫うように行き来するシークエンスで
「学び」との距離感を調節する学習施設。

敷地は郊外都市の駅前で、周辺には公園や住宅地などが存在する地域に中心市街地。
敷地内に地域を横断する「みち」を描き、それを巻き上げて積層させることで地域と繋がる学習施設を提案した。


「学ぶ」行為には受動的に習い学ぶ『学習』と、能動的に学んで身に着ける『学修』のふたつがあると考え、
それぞれに静的、動的な空間を与え機能を割り振った。『学習』と『学修』の学びのグラデーションを描き、
訪れた人が学ぶ行為との距離感を自分で調節できるように「みち」が内部と外部の空間を行き来する。




学びのグラデーションに応じて「みち」が内部と外部の空間を縫っていくことで、地域住民、大学・企業を
巻き込んだ学びが形成されていく。学びのグラデーションは「みち」を介して地域に広がっていく。
